FRONTWING - ISLAND

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物語

本土より遠く離れた南の島、“浦島”。 そこは豊かな自然に恵まれた、まさに楽園。 「いつまでも――こんな時間が続けばいいのに」 しかし複雑な過去を抱え込んだこの島は、 歴史から静かに消え去ろうとしていた。 島の風土病“煤紋病”による本土との確執。 放棄され廃墟と化した“海上ステーション”。 五年前に“浦島御三家”を襲った三つの事件。 子供たちの間でまことしやかに囁かれる“神隠し”の噂。 そして、島に残された古の“伝承”――。 「お話ししましょう。  この島に伝わる、悲恋物語を――」 島を救う鍵となるのは、 御三家に属する“三人の少女”たち。 しかし彼女らにはまだ、島の行く末を変える力はない。 「この島はもう終わりだよ。救われっこねー」 そんな島に、一人の青年が流れ着く。 「……――今は、何年だ?」 未来から来たと主張するその青年は、 島の因習なんぞくそ食らえとばかりに、 未来を変えるために孤軍奮闘し始める。 「待たせたな、俺が来たからにはもう大丈夫だ!」 だが彼には、別の目的があった。 果たして三人の少女たちは、この島は、世界は、 彼によってどう変えられていくのか――。

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