御原 凛音(おはら りんね)
CV:田村 ゆかり
「だって――わたしもタイムトラベラーだから」
“浦島御三家”の一つ、御原家の跡取り娘。
引きこもりで昼夜逆転生活を続けており、昼間は頑なに外に出ようとしない。
趣味は深夜の散歩。
人物を紹介する時に年齢を付け加える癖がある。
ぶっきらぼうで冷淡なところがあるかと思えば、
一方で、自らを『お姫様』と称する夢見がちな側面も。
不審人物であるはずの主人公・切那に衣食住や仕事、そして名前を与え、
執拗に絡んできたり嫉妬の表情を見せてくる。
切那について何か知っているのは間違いないが、頑なに口を割ろうとしない。
同じ島の住人にとっても謎の多い人物。
5年ほど前に神隠しに遭ったと噂されているが、その詳細を語ろうとする者はいない。
一部には、本当に御原家の血を引いているのかと疑う島人もいる。
伽藍堂 紗羅(がらんどう さら)
CV:村川 梨衣
「私は――この島を救う宿命を負う者です」
“浦島御三家”の一つ、伽藍堂家の跡継ぎ。
浦島神社の巫女。
主人公・切那のことを何かと目の敵にし命を狙ってくる。
呪術や超能力に傾倒しており、非科学的な力の存在を信じてやまない。
その理由は彼女が口にする『もう一人の未来人』と関係がある。
島人の間では非常識な言動で有名で、生暖かい目で見守られているが、
一部には熱狂的な信者も存在する、島の小さなアイドル。
5年前の火事で両親を失っており、
現在は境内に建てられたプレハブ小屋で一人暮しをしている。
両親は何らかの事件に巻き込まれて殺されたのではないかと疑っており、
真相を探る中で自らの「宿命」の本当の意味に気付いていく。
枢都 夏蓮(くるつ かれん)
CV:阿澄 佳奈
「あたしは――ぜってーこの島を出てってやる!」
“浦島御三家”の一つ、枢都家の長女。
島の町長の娘。
男勝りな口調で、常にナイフを所持しているなど、未だに反抗期のまっただ中。
その実、恋愛ごとに関しては奥手で、よく主人公・切那に弄られる。
勉強は出来ないが、島の人間の中ではかなりの常識人で情に厚い。
その家柄や人柄から玉の輿を狙う島の男は多いが、
本人は、家出をして本土に行くという夢に向かって邁進中。
切那のことを本土の人間だと信じており、興味を寄せてくる。
5年前に家族を捨てて島を去った母親に憧れており、
母の背中を追いかける過程で、その背中の大きさに気付いていく。
三千界 切那(さんぜんかい せつな) 「そんな歴史は、こんな世界はぶっ壊してやるッ!!」 この物語の主人公。 全裸で島の砂浜に打ち上げられていた謎の青年。 御原凛音に助けられ、住み込みの使用人として働き始める。 世界を救うという使命を背負い未来から来たのだと主張する。 使命を果たすためには元凶となる人物を殺さなくてはいけないのだが、 肝心の名前をどうしても思い出せない。 それどころか自分がどこの誰なのかすらも覚えていないが、 あまり深くは考えない脳天気な楽天家。 ぶっちゃけ、ただの不審者。 奇天烈な言動で閉鎖的な島の雰囲気にマシンガンのごとく風穴を開けていく。